21:原神まとめ ID:sQ5D1XvB0
no title

ボウケンシヨウヨォ…ボウケンシヨウヨォ…



76:原神まとめ ID:UdnMdKN90
>>21
「クレーも…風花祭に行きたい…」

クレーは退屈していた。
もう長い間、クレーは冒険に出ていなかった。モンドで一人寂しく絵を描いている日々に飽き、とうとうモンド城内で爆弾を炸裂させてしまう。
またしても代理団長に反省室行きを命じられていた。

「クレー。そんなに風花祭に参加したいのなら、祭の準備を手伝いなさい」

突如としてモンドの火花騎士に課せられた仕事。
それは、モンドの風花祭を華々しく彩る「飾り付け」の製作であった。

「この風船で飾り付けを作ってくれ。火薬も入れていい。でも、爆発させてはいけないぞ」

「本当!?わ~い!今日は爆弾を作っていいんだ!」

クレーは胸を躍らせた。
風花祭に参加できる―――その事実がクレーの退屈を吹き飛ばした。
鈍色だった反省室の景色が、彩りを取り戻した。

「せっかくだしドドコの絵も描いちゃお~」

その日から風花祭当日までに生み出されたクレーの「友人」の数は、千を優に超えていたという。

そして待ちに待った風花祭が幕を開けた。クレーはいつもより2時間ほど早く目覚め、魚香トーストを平らげると、早々に城外へ飛び出した。

「あれ~?クレーの風船、ここにはないなぁ…。あっ!あっちの方向かも!?」

何度も嗅いだ火薬の臭い。忘れるはずもなかった。
クレーを導くにはそれだけで十分だった。
「友人」たちの晴れ舞台へ、クレーは胸をときめかせながら駆け出した。

「うわあ~!クレーの作ったドドコ風船!こんなにいっぱい―――」

そして響き渡る轟音。次々と消えゆく「友人」たち。
クレーがひとつひとつ、心を込めて描き上げた「友人」たち。
それはまるで蒲公英に吹きかけた時のように儚く、風と共に散った。

「旅人さん…?どうしてこんなことするの…?クレーが一生懸命作ったんだよ…?」

かつて共に旅した「仲間」。もはやクレーに目もくれることはなく、輝く原石を手に、足早に去っていった。

「うぅ~…。クレー、なんだか頭がグルグルしてきた…」

82:原神まとめ ID:U0boGJIx0
>>76
でもこいつ3000点取ってるし自らの手で友達を爆破してるんだよな🙄

91:原神まとめ ID:cdCklmdS0
>>82
そもそも普段使ってる自作の爆弾にも絵描いてあるしな
正直クレーはサイコにしか見えない

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